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犬の白内障

監修:獣医師 工藤荘六先生
犬の構造とその役割は?

 眼の構造はカメラによく例えられます。外からみて眼の色に見える部分は虹彩といい、カメラでいう絞りと同 じ働きをし、外から入ってくる光の量を調節します。つぎに光は水晶体という部分を通りますが、この部分はカ (犬の目の構造イメージ) メラのレンズと同じで遠くや近くにピントを合わせる役目をします。最後に眼に入ってきた像は網膜というカメ ラのフィルムにあたる部分で焦点を結んで脳に伝わります。
 このようなメカニズムで犬はものを見ることができます。眼の組織一つ一つがものを見るのに重要な役割を果 たしていることが分かります。

犬の目も人間と同じように白内障にかかります。

 カメラのレンズの役割を果たす水晶体という部分がありますが、そこが老化とともに白く濁りだす病状が「老年性白内障」 と呼ばれるものです。老年性白内障は、犬種によって多少差がありますが早いもので8歳位から進行し、10歳を過ぎた犬は、 大部分が白内障だといえます。これは病気というよりもむしろ、老化現象の一つとして考えられていますその他に、若い年 齢で起こる白内障、あるいは、眼以外の病気によって起こる白内障があります。

白内障の行動
白内障の手術。

 白内障になったら、薬によってその進行を遅らせることはできますが、完全に治療することはできません。 そこで、濁った水晶体を手術によって取り除く方法があります。
 手術の時には麻酔をかけて行われますので、痛みはありません。手術時間は、通常60分程度です。
 現在では、多くの場合、濁った水晶体の中身だけを取り除き、残した薄い膜(水晶体嚢)の中に視力を補正 するための「眼内レンズ」が挿入されます。

手術前、後の準備

手術前には、飲み薬や目薬を投与する必要があります。また、分からないことや、質問があれば、先生や医療 スタッフに尋ねてください。手術後は、通常1週間程度の入院が必要となります。退院後は指示されたとおり に、飲み薬や目薬を投与して頂きます。

メニわんレンズ(眼内レンズ)

眼内レンズ写真  白内障手術後、カメラでいうレンズの部分である水晶体がなくなりますので、強い遠視という状態になります。 そこで白内障手術と同様に水晶体の代わりとなる眼内レンズを挿入する手術が行われます。
 眼内レンズは光学部と支持部からなり、残した薄い膜(水晶体嚢)の中、あるいは外側に固定されます。大き さは15mm程度で非常に小さなものです。メニコン犬用眼内レンズ(メニわんレンズ)はUVカットのプラスチック 製です。

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